スノーフレーク

 和名が鈴蘭水仙すずらんずいせん)のスノーフレークは、ヒガンバナ科スノーフレーク属の球根植物。花がスズランに、葉がスイセンに似ていることから、鈴蘭水仙。全草にリコリンやガランタミンといったアルカロイドをもつ有毒植物。葉っぱがニラに似ていることから、誤って食べると、吐き気、嘔吐、頭痛、下痢といった中毒症状を引き起こす。開花時期は、3月初旬から4月末 。

 スノーフレークは地中海沿岸が原産で、鈴蘭や水仙のような姿はスノードロップ(花は2月-3月)とよく似ている。スノードロップが咲きおわった頃にスノーフレークが咲き始める。スノードロップは花は白で、3枚ずつの離れた長い外花被と短い内花被を持つ六弁花。スノーフレークは花びらの先が6枚に別れ、緑の斑点が入る。スノーフレークスノードロップスイセンに似た葉だが、スズランは幅広い楕円形の葉。

 スノードロップスノーフレークも花は下向きで、そのままでは内部が見えないのだが、画像は横向き、上向きの変わり種で、慎ましさが薄れた感じはあるが、そのままで内部の様子がよくわかる。蛇足ながら、スノードロップは「雪のしずく(ドロップ)」(雪に雫があるのも変だが)かと思いきや、この場合の「ドロップ」は「イヤードロップ(耳飾り)」で、「雪の耳飾り」がスノードロップ

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