キブシの芽

 キブシ(木五倍子)はキブシ属の落葉低木。桜より先に花が咲き、秋には緑の実がなる。秋にできた穂状の芽が小さい塊の状態で越冬し、日当たりの良い場所では2月下旬頃に花が見られる。早春に枝から玉簾のように垂れ下がり、淡黄の花を咲かせる姿は壮観で、今から楽しみである。

 冬芽は葉芽と花芽があり、花芽(花序)は下垂する(画像)。「木五倍子」は気になるが、果実に含まれるタンニンが黒色染料の五倍子(ぶし)の代用になるところから命名された。

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