オオキバナカタバミ

 カタバミ属のオオキバナカタバミ(大黄花片喰・大黄花酢漿草)は南アフリカ原産で、現在では世界各地に帰化植物として定着している。葉に紫褐色の斑点が多数見られることで他のカタバミと識別が可能(画像参照)。春先に鮮やかな黄色の花を多数咲かせるが、暖冬のためか、既に咲いている。別名はキイロハナカタバミオキザリス・セルヌア。
 人間が自然分布域以外の地域に移した生物は外来生物外来種、侵入生物、侵入種、移入生物、移入種などと呼ばれる。外来生物は移動先で繁殖集団を形成し(定着、帰化と呼ばれる)、その土地の生態系だけでなく、人間の健康や日常生活に影響を及ぼすことがある。そうなると、大抵は悪者ということになるのだが、オオキバナカタバミは比較的無害の生物と見做されてきた。だが、これが増え出すと、評価が一変するのが帰化植物の宿命で、オオキバナカタバミが私の周りでは徐々に増え出している。

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