コミケ

 世界中から73万人もの参加者が集まる、世界最大級の同人イベント「コミックマーケットコミケ)」が始まった。アニメやゲームなどを中心に同人活動を行っている人たちが一堂に会する。毎年夏と冬の二回行われるが、2019年の冬のコミケ(C97)は12月28日(土)~31日(火)の4日間で、昨日から東京ビッグサイトで始まった。その周辺はコスプレの男女で溢れていても、とても静かで、歓声はなく、いつも通りの雰囲気だった。

 東京オリンピックパラリンピックの影響で、東京ビッグサイトの西・南展示棟(サークル)、TFT有明(更衣室)、青海展示棟(企業ブース)が会場となり、4日間開催になった。画像はビッグサイト横の防災公園に集まった参加者たちで、コスプレの若者もたくさん見える。いつものことだが、大勢の人がいるのに、とても静かで、不思議な空間ができ上っていた。

 73万人が地方の町を訪れたら…とつい想像してしまう。町中に若者が溢れ、収拾がつかないどころか、静かに歩く姿は異様なことだろう。そんなことより、コミック文化がこれほどまでに人々を惹きつけ、集めることができ、しかもそれが持続していることを考えると、コミック文化の地方での興隆を期待するのは大人の浅はかな夢想なのだろうか。

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