フイリヤブラン(斑入り藪蘭)

 日本には「ヤブラン」、「ヒメヤブラン」、「コヤブラン」の三種があり、斑入りのヤブランは園芸品種。フイリヤブランは葉の縁に黄や白い縞が入り、通常のヤブランに比べて明るくさわやかな雰囲気がある。名前が示すようにヤブランは山地の藪に自生している。自生地は関東地方以西、東アジア一帯。別名は「リリオペ」。
 ほぼ一年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物なので、古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されている。病害虫の被害もほとんど見られず、土質も選ばないためか、湾岸地域のあちこちに植えられていて、今花が咲いている。

f:id:huukyou:20190916055114j:plain

f:id:huukyou:20190916055126j:plain