フヨウ

 気がつけば、フヨウ(芙蓉)が咲き出している。真夏の花だと思っていたのだが、確かに今は真夏で、花に季節を教えられた感がある。この暑さの中で元気に咲き出した。
 フヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木。夏に直径10-15cm程度のピンクや白の花をつける。朝咲いて夕方にはしぼむが、毎日次々と開花する。花は他のフヨウ属と同様な形で、花弁は5枚で回旋し椀状に広がる。フヨウ属は湾岸地域に多く植えられているが、ムクゲハマボウスイフヨウアメリカフヨウ、そしてハイビスカスと色んな花が咲いている。最近よく見るのがタイタンビカス。日本で作出された園芸品種で、アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種。6月下旬~10月初頭に15㎝ほどの花を多数つける。画像はフヨウ(ピンク)、ムクゲ(白)、タイタンビカス(赤)で、互いによく似ている。フヨウは中国では美人の形容に使われたが、フヨウ属はいずれも美人ということか。

f:id:huukyou:20190805064112j:plain

f:id:huukyou:20190805064132j:plain

f:id:huukyou:20190805064151j:plain

f:id:huukyou:20190805064206j:plain