チャンチン(香椿)

 チャンチンはセンダン科の落葉高木。若芽は画像のように赤褐色を帯び、そのため園芸種の名前がフラミンゴ。ウルシに似た葉で、独特のにおいがある。葉は、ダークレッドからサーモンピンク、ライムグリーン、そしてダークグリーンへと変化していく。新芽や若葉は中国では食用にされる。チャンチンという奇妙な名前は中国名「香椿」の音読み。だが、椿との直接的な関係はない。中国では日本のツバキ(椿)は「山茶花」と表記する。チャンチンの別名はトウヘンボク。中国でいう椿(チン)と日本の椿は別物。画像は台場に植栽されているチャンチンで、3月下旬のもの。青空を背景にまっ赤な新芽が花のように見える。日本には江戸時代、宇治市京都府)の黄檗宗総本山の萬福寺に植えられたのがはじめとされる。

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