ヘレボレス アーグチフォリウス

 舌をかみそうな名前だが、原種はクリスマスローズ。ヘレボラス アウグチフォリウスはキンボウゲ科クリスマスローズ属で、原産地はフランス・コルシカ島、旧学名は「コルシクス」。ヘレボルス・アーグチフォリウスは、有茎種(立ち上がった茎に葉をつけ、頂部に花を咲かせる)のクリスマスローズである。常緑の多年草で、丸い花を1花茎に30輪以上咲かせる。葉は三つに大きく切れ込み、葉縁にはヒイラギに似た鋸歯(きょし)がある。葉は造形的に美しく、花が咲いていなくても楽しめる。斑入り葉やシルバーリーフの園芸品種もある。
 私のこの花との最初の出会いの印象は、地表近くに見えた花は最初その色から葉に見えてしまい、それでよく見ると花だった、という地味なものだった。鮮やかな白ではなく、薄緑色の葉のような花で、鋸歯をもつ葉を際立たせているようにも思えたのである。

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