シナマンサク

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シナマンサク

 マンサクがここにもあると思いながら近づくと、名札には「シナマンサク」とある。一昨日のマンサクと比べても、画像だけで違いを見つけるのは至難の業。調べてみると、日本に自生するマンサクに対し、中国の中部を原産とするのがシナマンサクとのこと。
 マンサクの仲間の中では最も大きな花を咲かせることから、庭木として数多く植栽されている。花はマンサクそっくりで、黄金色の細いリボンが垂れ下がる。花には甘い香りがあり、一足早い春の訪れを感じる。マンサクより開花時期が早く、葉はマンサクより大きく、直径10センチほど。葉はまだ出ていないが、葉の裏表、若い枝に綿毛があり、葉の裏は特に毛が多い。
 こんな説明で納得するには余りによく似ていて、自らの視覚や画像を信じるなら、二つともマンサクかシナマンサクかのいずれかではないかと疑ってしまう。疑いをすぐさま質すほどの気力はないが、見るだけで仕分けるのが厄介なケースであるのは確かである。

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マンサク