アカシアコンフェルタ(Acacia conferta)

 矮性アカシアの代表。花色は濃黄色で沢山咲かせる。アカシアはオーストラリア東岸に広く分布する。オーストラリアの東海岸部は雨が多いので、日本で適応できる種類が見つかる。本来は冬咲きだが、日本では気温が下がるので初冬と初春になる(今年は既に咲いている)。アカシア属は約1000種が熱帯から温帯にかけて、特にオーストラリア大陸、アフリカ大陸に多数の種が分布する。その多くは非常に深く主根を伸ばすため、年間を通してほとんど降水が無い砂漠に自生する。
 明治時代に輸入されたニセアカシアを当時アカシアと称していたことから現在でも混同される。例えば、「アカシアはちみつ」として販売されている蜂蜜はニセアカシアの蜜である。また、観賞用に栽培されるフサアカシアなどがミモザと呼ばれるが、本来ミモザはオジギソウを指す言葉である。ふれると小さな葉が閉じ合わさり、葉の軸の付け根から下向きに折れる姿は面白く、sensitive plant(敏感な植物)の異名もあるオジギソウ(お辞儀草、含羞草)はネムノキ亜科の植物の一種で、その別名がネムリグサ(眠り草)、ミモザ。だが、ミモザは現在の日本語ではほぼアカシア類の花を呼ぶ名として使われている。

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