ストロビランテス パープルプリンス(ダイエリアヌス)

 何とも長い名前だが、和名はウラムラサキ(裏紫)で、濃い紫色の葉をもち、葉の表面は金属の様な光沢があり、葉の裏は紫色をしていることからつけられた。観葉植物として栽培され、鉢花や寄せ植えに利用されている。冬から春に紫色の花を穂状に咲かせる。
 ウラムラサキのイセハナビ属はインド、マレーシアに約400種が自生している。葉の美しい種類が多く、ウラムラサキのほか、ストロビランテス・ゴッシピヌスなどがある。ストロビランテス・ゴッシピヌスは高さ1.5mになる低木で、大きく育てると半球形の樹形となり見事である。
 ウラムラサキは傘の裏側が紫色だが、全身も鮮やかな紫色をした小型のきのこも指している。成長し古くなるにつれ、色は退色し、茶褐色になっていく。英語表記の学名は「amethysitina」で、宝石のアメジストのような色をしていることからつけられた。ウラムラサキの傘は直径1~3cmほどで、初めは先の尖ったまんじゅう型、その後段々と平に開いていく。傘の裏のヒダは粗く、紫色で傘表面に比べ退色しにくく、湿度が高い場合はより鮮やかな紫色になる。
 さらに、裏側だけが紫色のシメジがあり、その名はウラムラサキシメジ。「ムラサキ」を軸に命名は混迷し始める。

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