サルスベリの花と実

 風の強い湾岸部には風に強いサルスベリの街路樹が目立つ。古い樹皮が剥がれ、木の幹がつるつるになり、猿も滑って落ちる、というのが名前の由来。また、花期が長く6月から9月にかけ、100日ほど咲いていることからヒャクジツコウ(百日紅)とも呼ばれる。だから、加賀千代女は「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」と詠んでいる。中国原産で、江戸時代以前に観賞用として渡来。
 花からは想像がつかないが、画像がサルスベリの実。既にサルスベリの実が枝もたわわについている。園芸家は、この実が見苦しいということで、花が終わると枝を切ってしまうという。私などなんともったいないことかと思ってしまう。実は6裂し、中には12個の種子が入っていて、その種子には翼がついている。

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