ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)

 まずその奇抜な名前に驚かされる。ツキヌキニンドウは、初夏から秋まで長期間花が咲く、半常緑から常緑性のつる植物。花の外側は紅オレンジ色で、内側は咲き始めは白く、だんだんとオレンジ色がかる黄色に変化する。また、甘い香りも魅力の一つ。
 和名は、互生する葉のうち、花に一番近い葉同士がくっ付き、その葉の間を茎が貫くという一風変わった葉の付き方からツキヌキ、冬でも落葉しないスイカズラを「忍冬(にんどう)」と呼ぶことが一緒になり、ツキヌキニンドウ。印象深い特徴をつなぎ合わせて命名された名前の一例である。

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