コバノガマズミは西日本を中心に分布する落葉低木なのだが、東京の公園でも時々見かける。「小葉のガマズミ」だが、葉の大きさはガマズミと変わらない。ただし、葉の幅が細く、より小さく見える。花や実が美しく、あまり大きくならないので庭に好んで植えられ、環境がよければ紅葉も美しい。
白色のワスレナグサ(勿忘草)の別名はシンワスレナグサ(真勿忘草)で、ヨーロッパが原産地である。花が薄青色、薄紫色のエゾムラサキはワスレナグサ属の中で唯一の日本在来種。
ジューンベリーは近年よく見る花木で、白い花を数多く咲かせる。初夏にたわわに実る果実や秋の紅葉を楽しむことができる。英名の「Juneberry」は「6月になる果実」で、生食やジャムに加工できる。