2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧
青い色の花を咲かせる品種が多く、そのため「ソライロアサガオ(空色朝顔)」とも呼ばれるのが秋咲の「西洋アサガオ」で、夏に咲くアサガオとは違う種類です。日本のアサガオが7月に咲き始めるのに対して、西洋アサガオの開花は秋。成長力が旺盛で、多少陽…
学名の「Berkheya purpurea」がそのまま使われているベルケア・パープレアの花は夏に咲くのだが、まだ最後の花を見ることができた。ベルケアはキク科の多年草(常緑)で、原産地は南アフリカ。背丈25~80cmで、横幅35~60cmと相当に大型である。 ベルケアの…
アザミだと思って近づくと、随分と大きい。調べてみると、ムラサキルーシャン(Centratherum punctatum)で、中南米、西インド諸島が原産。キク科ルリアザミ属の多年草或いは亜低木で、株高は30~50cmにもなり、茎は直立する。 ムラサキル―シャンは夏の終わ…
画像は湾岸地域でよく見るチェリーセージ(ホット・リップス)の花です。学名はサルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)で、メキシコ北部原産の多年草。赤色の花をつけるのですが、環境条件に応じて赤い色の部分の割合が微妙に変化し、私たちを和ませ…
深川の古石場川親水公園には七つの橋があり、その一つ小津橋は小津安二郎を生んだ小津家に由来します。ボタン、アジサイ、バラが多く植えられ、牡丹側には牡丹園、平久川側にはバラ園があります。牡丹園では様々な品種のボタンが多くの花を咲かせていますが…
ダリア(dahlia)はキク科ダリア属の草たちの総称。和名は花の形がボタンに似ていることから、テンジクボタン(天竺牡丹)。でも、ダリアはキク科の草、ボタンはボタン科の落葉低木です。18世紀にその種がメキシコからスペインに送られ、品種改良が進みます…
タイトルのどの花も見事な花姿をもち、よく似ていて、時には見分けがつきにくいのですが、それぞれに見応えのある花で、特徴ある歴史や文化を持っています。 「皇帝ダリア」という名前は学名のDahlia imperialisの訳で、別名の「キダチダリア(木立ダリア、…
ススキの穂が秋風になびく姿は見飽きない風景で、妙に寂しく、落ち着く。それに似たような景色をチカラシバやメリニスでも味わうことができる。チカラシバはススキに似た大型の雑草で、開花は秋。画像は緑色の毛を生じるアオチカラシバ。最後の画像はメリニ…
妙高池の平のいもり池にはヨシ原があります。ヨシ(葦)は関東では「アシ」、関西では「ヨシ」と全く対照的な名前(善し悪し?)をもつイネ科の多年草。水辺の植物ではとても背が高く、5メートルの背丈にまで成長します。ヨシは古くから世界中の人々に親しま…
ススキはイネ科ススキ属の植物。ススキは「尾花(おばな)」とも呼ばれ、秋の七草の一つ。また、「茅(かや、「萱」とも書く)」と呼ばれ、主要な有用植物でした。かつて茅は農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いられ、家畜の餌として利用されていました…
穀物が豊かに実る秋は「豊穣の秋」と呼ばれてきたが、そこには果物も含まれる。春と秋はもっぱら気候の対比的な違いが強調される夏と冬に対し、春に花が咲き、実がつき、それが秋に実ることの生命の継続する連続的な変化を表していて、春夏秋冬の中の変化の…
ナナカマドの葉には鋸歯がありますが、ハゼノキにはありません。ナナカマドはバラ科、ハゼノキはウルシ科です。ハゼノキの別名は「ハゼ」、「リュウキュウハゼノキ」、「ロウノキ」です。全縁の小葉をもつウルシ属には、ヤマハゼ、ウルシ、ヤマウルシがあり…
ハゼノキは俳句の季語として随分昔から使われてきました。代表的な「櫨紅葉」は秋の季語として使われていて、それ以外でも「櫨の花」は春の季語、「櫨の実」は冬と、夏以外の季節を表現するのに使われています。さらに、古くからハゼノキは歌に詠まれてきま…
行く春や鳥啼き魚の目は泪(松尾芭蕉) 46歳の芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出るに際し、千住(現在の東京都足立区)で詠んだ句です。見送る人々と芭蕉の別れの悲しみが、鳥や魚にまで及んでいるかのように表現されています。芭蕉は鳥が鳴き、魚が涙を流すと…
敵にとって大きな目玉は威嚇ですが、目玉が小さいと、鳥やカマキリなどの外敵には、威嚇とは逆に、狙いの的になってしまいます。眼を狙われたら、チョウには致命傷。そのため、ウラナミシジミは自分の身体の別の場所に偽物の眼をつけたのです。いかにも眼で…
ヘクソカズラの実は光沢のある黄金色。ヘクソカズラは花や葉を揉むと悪臭があるので、「屁糞蔓」と名づけられた。なんとも可哀相な名前である。ところが、見ているだけなら嫌な臭いはせず、花の中央が赤く、お灸(やいと)の跡に良く似ていることからついた…
「月見草」も「宵待草」も何かと文学と縁が深かった。ツキミソウは夜に咲く白い花で、メキシコ原産。江戸時代に鑑賞用として渡来した。花期は6-9月ごろで、花は夕方の咲き始めは白色で、翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色になる。太宰の月見草(太宰治『富嶽…
能に「鞍馬天狗」、「黒塚」、「山姥」という曲があるが、天狗、鬼、山姥のどれかが共に登場する曲はない。だから、三者が互いに戦って、いずれが強いのかはよくわからない。冥界の存在が互いにどのような関係をもつかは曖昧そのもの。顕界の人間社会のよう…
「画像のダイサギ、ナミハナアブは何を考えているのか」という問いは妙に哲学的な問いに思えるが、何とも的外れな問いで、「画像のダイサギ、ナミハナアブはどんな言葉を使っているか」と言う問いと大同小異だというのがつまらないが、大人の冷静な意見だろ…
「栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)」は、「大成する人は小さいときから優れている」という諺だが、この「栴檀」は中国では「白檀(ビャクダン)」のことで、良い香りを放つ木として有名です。有楽町線豊洲駅から豊洲新市場に向かって歩…
キク科のヒメジョオン(姫女菀)は白い花を咲かせる越年草。「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を意味する。同類のハルジオン(春紫菀)とはよく似ているように見えても、幾つも違いがある。 ハルジオンの葉は「茎を抱く」ようについていて、い…
ジョロウグモのメスの腹部の形は楕円形で、脚は細長いのが特徴。腹の模様は黄色と青緑色の縞模様が入り、腹部の裏には赤い色の紋がある。女尊男卑がクモの世界で、ジョロウグモのオスはメスの半分以下の大きさしかない。ジョロウグモのメスは目が悪く、巣に…
これまで何度もカメムシたちについて記してきました。印象的なキバラヘリカメムシ、キマダラカメムシ、嫌われるアカスジカメムシ、クサギカメムシなど、厄介者でも興味深いのがカメムシたちです。中でも緑色のカメムシは紅葉の季節には目立つ存在ですが、ミ…
秋の薔薇が咲いている。青空の中の薔薇の花、冷たい雨の中の薔薇の花、夕闇の中の薔薇の花、そのどれもが今の季節を生み出している。 会津八一 あさましく秋立つ卓の薔薇かな (秋の気配が立ち始めた部屋の薔薇が侘しく哀れで、季節の変わり目はどこか物悲し…
ビデンスは冬の寒さに強く、そのため別名は「ウィンターコスモス」。秋に咲くコスモスの花に似ているのが別名の由来ですが、コスモスは春まきで秋に花を咲かせるのに対し、ビデンスは初夏に種をまき、秋から冬にかけて花を咲かせます。そのビデンスの花が咲…
秋が深まり、セイタカアワダチソウの黄色い花も終わりに近づいています。その花に目をやれば、黄色の小さな花たちの中に小さなハエやハチが群がっています。 ツチバチ科のヒメハラナガツチバチ(Campsomeris annulata)は湾岸地域でも普通に見られるツチバチ…
チェリーセージはメキシコ北部原産の多年草で、高さ1.5mほどになり、茎の基部は木質化します。茎頂や葉腋から花序を出し、赤色の花をつけます。チェリーセージはシソ科の多年草で、葉や花にチェリーのような甘い香りがするのが名前の由来です。丈夫で暑さに…
セントランサス・ルーバー‘アルブス’(Centranthus ruber ‘Albus’)の花期は5月からで、まだ咲いています。オミナエシ科で、別名は「バレリアン」、和名は「ベニカノコソウ」で、原産は南ヨーロッパ、地中海~アフリカ、アジア南西部。花は3mmほどの白い…
イソマツ科のルリマツリモドキは中国原産で、初夏から秋の長期間、小さなブルーの花を咲かせます。秋になると紅葉し、冬には地上部の枝が枯れて地下茎の状態で冬を越します。神秘的なブルーの花はよく目立ちます(画像)。名前の「ルリマツリモドキ(瑠璃茉…
ナス科のクコ(枸杞、Lycium chinense)の花がまだ咲いている。クコは東アジア原産の落葉低木で、荒れ地などに見られ、夏から秋にかけて薄紫色のナスに似た花を咲かせ、秋に赤い果実をつける。湾岸地域ではクコがあちこちに見られ、半ば野生化している。クコ…