2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンゲショウの花

ハンゲショウ (半夏生、半化粧) はドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草。カタシログサ (片白草) ともよばれる。水辺や湿地に生え、高さ1メートルに達し、葉は互生する。夏に小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、その周囲の葉が白く変色する(画…

ハスとスイレン

仏教の花は蓮(ハス)。蓮の中で「睡眠する蓮」が睡蓮(スイレン、眠る蓮)」と命名され、未の刻(13~15時)に花が開く在来種には「未草(ヒツジグサ)」と名前がつけられても、どれも仏教では極楽浄土の花。蓮華(れんげ)はハスやスイレンなどの総称です。イス…

ペチュニアの花

ペチュニア(Petunia)は南米原産のナス科ペチュニア属の総称。また、ペチュニア属の種の一つがツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)と呼ばれ、園芸植物として親しまれてきました。 南アメリカのペチュニア・アキシラリス、ペチュニア・インテグリフォリアをもと…

シャスタデージーの花

シャスタデージーは、キク科レウカンセマム属(フランスギク属)の常緑性の多年草。レウカンセマム属の中の数種の交配によって作出されたのがシャスタデージーです。交配に利用されたのはフランスギク、ヨーロッパ原産のレウカンセマム・マキシムム種、西ポル…

アカメガシワの雌花と雄花

6月15日に「雌雄異株のアカメガシワの雄花と雌花」と題して、アカメガシワの花について説明した。同じ先駆種のクサギやナンキンハゼは雌雄同株だが、アカメガシワは雌雄異株である(雄と雌が分かれているのが異株、雄と雌が同体なのが同株)。新葉が赤いこと…

カンナの花

カンナは真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせます。正に梅雨明けに相応しい花です。現在の品種の多くは、1850年頃から欧米で様々な原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれています。花が大きく、花色も変化に富…

白ユリの花とそれが象徴するもの

白ユリの花とそれが象徴するものとはいずれが重要なのでしょうか。ユリの生物種自体には固執しないというのが私の答えです。これは白ユリに限らず、他の場合も同様です。ですから、それと同じように考えれば、美人と美人が象徴するものは後者が重要というこ…

ユリの花たち

ヤマユリ、テッポウユリなど、今あちこちでユリが花盛り。8月末までユリの花が見られる。種類が多く、開花時期もそれぞれ。欧米ではユリは格別に好まれるが、日本のユリを外国に紹介したのがシーボルト。ユリはフランス、リヒテンシュタインの国花になってい…

ブッドレアの花

ブッドレアは中国と日本が原産で、ゴマノハグサ科ブッドレア属の耐寒性落葉低木です。円錐花序を伸ばし、多くの小花を咲かせます。花序は遠くから見ると1つの大きな花房のように見えます。各小花の花冠は高杯形をしています。花色は豊富で、紫色やピンク、白…

久し振りの海王丸

有明西埠頭に停泊している海王丸を久し振りに見た。天に伸びるマストなど、その姿は他の船にはない帆船の特徴を誇示し、眩しい。雲とマストの組み合わせが何とも絶妙。そして、見ているのが私だけという独り占めも、これまた至福の瞬間ということか。 日本丸…

アエオニウムとハナキリン

アエオニウムは多肉植物で、カナリア諸島に多くみられ、マデイラ諸島、モロッコ、東アフリカにもいくつかの種がある。アエオニウムはベンケイソウ科アエオニウム属の総称。株が幼いときは、ロゼッタ状に茂った葉っぱが株元にあり、生長するにつれて茎が伸び…

アジサイとキマダラカメムシ

アジサイの葉の上にいるのはキマダラカメムシで、体長2cmを超えます。広葉樹の樹液が主なエサで、漢字で書くと「黄斑亀虫」。その名の通り、背中に鮮やかな黄色の斑点がたくさんあり、頭部から小楯板にかけて黄色の縦条があります。 キマダラカメムシの海外…

サルスベリと百日紅

江戸時代に渡来したサルスベリはミソハギ科の落葉中高木で、別名はヒャクジツコウ。木登りが上手なサルでも、滑り落ちるほど樹皮が滑らかということから名付けられている。花が咲く期間が長いことから、百日紅で、漢名もまた百日紅。サルスベリは「猿滑」、…

クチナシの花が咲き出す

画像は八重のクチナシの蕾から開花。クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木。森林の低木として自生するが、今は園芸用として栽培されることが多く、公園や庭に数多く見られる。既に花は終わりに近いが、乾燥果実は生薬、漢方薬の原料となる。 美しい葉と花…

変数(variable)の本性

デカルトは自然研究での新しいきっかけを数多く生み出しましたが、その一つが「変数」です。「変数」とは数が変化するのか、変化を数で表現したのか、いずれでもないのか、考え始めると、実に曖昧です。とはいえ、変数が導入されることによって、数学は自然…

ラムズイヤーの毛

全身に白い産毛をまとい、それが美しいシルバーリーフとなり、人気を博しているラムズイヤーは、シソ科イヌゴマ属の多年草で、香りがあり、ハーブとしても利用されています。ラムズイヤーの名前は「羊の耳」という意味で、その名の通り、葉はベルベットのよ…

ヒルガオについての私見

ヒルガオについて記した後で気になっていたのはコヒルガオのこと。調べ直してみると、今湾岸地域で咲いているのはほぼすべてコヒルガオの特徴を持っている。ヒルガオとコヒルガオとの自然交配が続き、二つの境界が曖昧になっているようにも思える。 草むら、…

ヒルガオの花:夏休みの理科観察に向けて

アサガオが朝に咲いて昼前にしぼむのは、アサガオの花びらが薄いため。花びらが薄いと中の水分が蒸発しやすく、日が照ると、水分がどんどん外へ出て、しぼんでしまう。開花は日没から8~10時間後だが、気温が高いと開花時刻が遅くなる。 湾岸地域ではあちこ…

アメリカオニアザミの花

アメリカオニアザミはそこにあるだけで目立ち、嫌われるのだが、それでもアザミの可愛さが感じられる。アメリカオニアザミは厄介者の外来種で、「アメリカ」とあるが、実はヨーロッパ原産である。確かにヨーロッパ原産だが、1960年代にアメリカから輸入され…

ブーゲンビリアとアジサイの花擬き

ブーゲンビリアの実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな黄色い部分である(画像)。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、「ブーゲンビリアの花」はこの葉を指している。しかも、この葉は「魂の花」と呼ばれてきた。花の鮮やかさ…

ネジバナ(捩花)の花

らせん状に花がつくので「ネジバナ」とは何とも直接的な命名だが、ラン科の小型の多年草、別名がモジズリ(綟摺)で、興味深い特徴をもっている。花序がらせん的で、右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体…

ハマナスの実と花

古くから詩歌に詠まれていたのがノイバラとハマナス。正に日本の「野ばら」です。ハマナスは古来より日本に自生するバラの原種の一つで、西洋に渡ったことによって、現在のモダンローズの誕生に大きく貢献しました。 ハマナスの花はお茶に、根は染料に、果実…

パークボランティア活動の背後

世界最初の国立公園は1872年に指定されたイエローストーン国立公園で、公園全体が国有地です。世界の国立公園制度には営造物公園制度と地域制公園制度があり、前者は土地を公園管理局が所有し、管理する制度で、アメリカやカナダなどで採用されています。公…

エゴノキの実とアブラムシがつくった虫こぶ

エゴノキの花が終わり、花と同じようにたくさんの実をつけている(画像)。そのエゴノキの枝先にバナナ状の虫コブがついている(画像)。これはアブラムシがつくった黄緑色の虫こぶで、猫の足に見立ててエゴノネコアシと呼ばれている。こぶをつくった虫はエ…

花と虫の小さな宇宙

ものとその名前という対の間には偶然の結びつきしかないと私たちは思っている。ものは自然の対象で、その名前は私たちの言葉であり、「ものに名前がある」のは私たちが言葉を使う結果である。だから、対の間の絆は私たちの一方的な都合によって生まれたもの…

ふるさとの「義の人」

ふるさとの英雄上杉謙信が「義の人」、「義の武将」、「義の心をもつ武人」などと言われるとき、私たちは「義」をどのように理解しているのでしょうか。江戸時代の庶民なら「義理人情に厚い人」を思い起こし、武士なら儒学や朱子学の「義」を思い描いたので…

ヤマモモの実

ヤマモモ(山桃)はヤマモモ科の常緑樹。常緑樹は公園や街路によく植えられていて、湾岸地域ではポピュラーな樹木の一つです。その際の問題はヤマモモの実で、銀杏のように辺りに実が落ち、汚れることです。「ヤマモモ」の由来は、山に生え、桃の実のような…

アメリカデイゴの赤い花

デイゴはマメ科の落葉高木で、沖縄の県花である。デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、干ばつにも見舞われるという言い伝えがある。一方、アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)は赤い葉っぱのような花が咲く木で、花は枝にそってたくさん咲く(画像…

上杉謙信公家訓16ヶ条「宝在心」

上杉謙信公家訓16ヶ条「宝在心」 一、心に物なき時は心広く体泰なり 一、心に我儘なき時は愛敬失わず 一、心に欲なき時は義理を行う 一、心に私なき時は疑うことなし 一、心に驕りなき時は人を教う 一、心に誤りなき時は人を畏れず 一、心に邪見なき時は人を…

アジサイの様々な花たち

「隅田の花火」は八重咲きで、装飾花は白から次第に青色がほのかに入る。花火のように星形の花が飛び出すような形で、花の様子と隅田川の花火大会が重ね合わされている。これによく似たダンスパーティーも八重咲きで、星のような形の品種。花がかわいらしく…