たかがカタバミ、されどカタバミ

 梅雨の前の野原には多くの花が咲いている。今目立つ花の一つがカタバミ。それもムラサキカタバミが湾岸に咲き乱れている。ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)、別名はキキョウカタバミ(桔梗片喰)で桃色の花が特徴。南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入され、日本に広く帰化している。黄色のカタバミ、色の濃いイモカタバミと比べても見栄えがいい。
 カタバミカタバミ科カタバミ属、オキザリスカタバミ科オキザリス属。種で増え、小さな花が咲く種がカタバミ、球根で増え、大きな花が咲く種をオキザリスだが、その例外がムラサキカタバミ。よく見ると流石に元園芸種だっただけのことがあり、つい見惚れてしまう美しさがある。たかがカタバミでも、ムラサキカタバミは一味違い、なかなかの美形なのである。

f:id:huukyou:20200528044643j:plain

f:id:huukyou:20200528044704j:plain

f:id:huukyou:20200528044728j:plain

f:id:huukyou:20200528044748j:plain

f:id:huukyou:20200528044907j:plain