ヤマブキ

 4月末か5月初めに祖母がヤマブキとシャガの切り花をつくり、それを小学校の教室にもっていったのを思い出す。当時の小学校の教室には花瓶がいくつかあり、子供たちがよく花をもってきていた。今では温暖化のために花の咲く時期が早まり、ヤマブキ(山吹、棣棠)もシャガも咲き出している。ヤマブキは、バラ科ヤマブキ属(一属一種)の落葉低木。

 ヤマブキは山の中に生え、花の色が金色で美しいことからこの名前になった。また、しなやかな枝が風にゆれる様子から「山振」の字があてられ、「山吹」になったとも。その色は黄金のような黄色で、山吹色と呼ばれ、オレンジ色と黄色の中間の色。その鮮やかな黄色の花を多数つける。

 シロヤマブキも既に咲き始めたが、これは別属。日本では岡山県石灰岩地にのみ自生しているが、花木として庭で栽培される事が珍しくなく、画像もその一つ。シロヤマブキの花弁は4枚。ヤマブキに比べれば花数が少ないものの、挿し木などで容易に繁殖し、丈夫な性質を持つことから園芸品として人気がある。

 白色のヤマブキであるシロバナヤマブキもあるとのことだが、私はまだ見ていない。

f:id:huukyou:20200404064425j:plain

f:id:huukyou:20200404064456j:plain

f:id:huukyou:20200404064518j:plain

f:id:huukyou:20200404064539j:plain