黄色の花の雑草たち

ノボロギク(野襤褸菊)

 ノボロギクはキク科の越年生または一年生の雑草で、 和名は「野に生えるボロギク」で、ボロギクとはサワギクのこと。オキュウクサ、タイショウクサともいう。 世界中に広く分布する。日本ではでは明治初期にヨーロッパから入り、全国に分布する。一般の畑や果樹園によく見られ、道端や空き地にも自生する。帽子をかぶったような黄色い花と、花穂の下の方に黒いギザギザのような小さい受け皿部分があるのが特徴。花は開かず、ボロギクの果実はタンポポの綿毛のような姿をしていて、それがボロギクの由来。

ホソエガラシ(細柄芥子)

 アブラナ科カキネガラシ属のホソエガラシは今頃から6月に花をつけ、原産地はヨーロッパ南部。荒れ地や道端などで見かける一年草で、高さは50~60㎝。花は淡黄色。上部の若い果実は花序の先よりも高く伸びる。長い果実になる花柱がかなりの速さで開花中の花序の先を越えて伸びるのが名前の由来。湾岸地域の空き地に多い。
コマツヨイグサ(小待宵草)

 アカバナ科マツヨイグサ属のコマツヨイグサの名前はマツヨイグサ属の中では花が小さいことに由来する。 日本では1910年代に初めて確認された。在来種の数を減らし、生態系を崩す事から要注意外来生物に指定されている。マツヨイグサの仲間は月見草とか宵待草とも呼ばれ、夕方から早朝に花が開く。小形で、普通に見られ、茎が地を這い、草高が低いのがコマツヨイグサ。昼でも咲いているのをよく見る。北アメリカ原産で、世界中に広く帰化している。

*画像はノボロギク(二枚)、ホソエガラシ、コマツヨイグサ

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