ヒカゲツツジ

 ヒカゲツツジ(日陰躑躅)は、ツツジツツジ属の常緑低木。別名が、「サワテラシ」。山地、川岸の岩場などに生える。5月頃までにクリーム色ないしは淡黄緑色の花を付ける。シャクナゲに近い形だが、ツツジの名がつく。関東以西の本州、四国及び九州に分布する日本固有のツツジ

  花が控え目であることや、黄色系統のツツジが珍しいことから、和風庭園に重用されてきた。画像のように花は黄緑色を帯び、独特の雰囲気を持つ。日陰では蛍光色のようにも見え、自生地で水辺の景を照らすことから「サワテラシ」。葉は画像のとおりの形状で長さは6センチ程度。一般的なツツジよりもやや肉厚で、小型のシャクナゲに似る。

 花はセピア色で、古色蒼然、侘び、さびの世界を彷彿させるのだが、色がツツジシャクナゲと違うだけで、私たちの印象は大きく変わるようである。

f:id:huukyou:20200325041651j:plain

f:id:huukyou:20200325041717j:plain

f:id:huukyou:20200325041742j:plain

f:id:huukyou:20200325041803j:plain

f:id:huukyou:20200325041831j:plain

f:id:huukyou:20200325041855j:plain