スノードロップ

 スノードロップsnowdrop)は、学名からガランサス、待雪草(まつゆきそう)、雪の花(ゆきのはな)、雪の雫(ゆきのしずく)とも呼ばれる。スノードロップは可憐な草姿に白い下向きの花を1輪咲かせ、春を告げる花として人気がある。まだ寒い冬のうちから顔をのぞかせてくれる花だが、これほど暖冬だとその春を告げるシンボルも形無しである。

 スノードロップの原産地はヨーロッパ。 花は3枚の白い花弁と真ん中に緑色の芯をもつ。アダムとイブが楽園を追放され、困っていたとき、降ってきた雪を、天使がこのスノードロップの花に変えたらしい。 

 ところで、「スノードロップ」は「雪の雫」と訳されるが、「雫」の漢字は雨が下に落ちる様子を表現している。しずくが水なのはわかるが、雪はしたたるのかと妙な疑問をもってしまった。確かに「雪雫(ゆきしずく)」、「雪解雫(ゆきげしずく)」は春の雪解けの水のしたたりを表現している。雪が解けてしたたることが「雪のしずく」なのだろう。「霜雫」も同様。誰かが「正しく恐れる」と言っていたが、「正しい恐怖」とは何とも意味不明であるのと似ていなくもない。何が正しいかわかれば恐れる必要はないのに…

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