1月でもイヌホオズキは元気に花を咲かせている。以前私はワルナスビをイヌホオズキ(犬酸漿)と間違えてしまった。花だけ見ていて、区別がしにくく、間違ってしまったのだ。むろん、二つを直接に見比べるなら、容易にわかるのだが…兎に角、どちらもナス科ナス属。ホオズキやナスに似ているが、役に立たず、それでイヌホオズキ、そして別名がバカナス。何とも散々な名前ではないか。
湾岸地域ではワルナスビの方が目立つが、イヌホオズキも決して負けていない。ワルナスビの花は直径が約3.5cmあるのに対し、イヌホオズキは約1cmと小さい。イヌホオズキは毛が目立つが、ワルナスビのように棘は見当たらない。ワルナスビは全身鋭い棘があり、不用意に掴むと痛い。
イヌホオズキは茎が暗紫色になることが多く、花は一つの房に総状に集まってつく。その実は未熟な時は目立たない緑色で小さなトマトのようで、熟して黒くなっても光沢は少ない(画像)。
*最後の画像がワルナスビである。