オタフクナンテン(お多福南天)

 ナンテンは日本の暖地や中国を原産地とし、そのナンテン属のオタフクナンテンは園芸種である。背が高くならない「矮性」の品種で、取り扱いが簡単で、赤い葉が美しいため、カラーリーフとして公園、歩道などの植え込みに幅広く利用されている。湾岸地域でもあちこちで目にすることができ、秋の紅葉ではなく、冬の紅葉を楽しむことができる(画像は紅葉)。

 ナンテンも冬に紅葉するが、オタフクナンテンはさらに赤が鮮やか。名前は葉が丸くふっくらしていることからで、別名のオカメナンテン(お亀南天)も同じ意味。冬、赤く紅葉した葉は、その後少しずつ減色して緑色に戻る。江戸時代に品種改良された園芸種で、ナンテンと違って実がつかない。

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