イヌリンゴ、またはヒメリンゴ

 イヌリンゴ(犬林檎)は、バラ科リンゴ属の落葉高木で、別名ヒメリンゴ。イヌリンゴとエゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)の雑種がヒメリンゴという説もある。

 4月から6月にかけて咲く花は、できはじめは薄いピンク色で、満開時には白になる。花の大きさは、3.5-5cmほど。果実は球形で直径が2-2.5cm。熟すと黄色から紅色になる。画像は12月中旬の熟した果実だが、半年近くも木に付いたままで、実に頑強である。実は渋みが強く、甘みもないため食用にならない。だが、木から落ちにくく、たわわに実り、色付きも良い。

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