コトネアスター

 コトネアスターは、寒さに強く、また果実や紅葉が美しく、小型の種類があるために、公園や庭の樹としてよく栽培されている。ここでも登場したピラカンサによく似ているが、コトネアスターの葉には鋸歯がなく、枝には棘がとげがない。
 コトネアスターの仲間は、北半球に約400種が分布し、落葉、あるいは常緑の植物。多くはインド北部、チベットを原産地とし、中国にまで広がっているが、日本には自生していない。森林、岩場に自生し、甘い樹液を出し、ハチなどを誘引する。種類によって特徴は千差万別、地面を這って伸びて行く匍匐性のコトネアスターも多い(画像)。

 画像のコトネアスター・オータムファイヤーはグランドカバーとしてよく使われる品種。晩秋には鮮やかな紅色の実がつき、光沢のある葉は赤く紅葉する。

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