クスノキの実

 クスノキ(樟、楠)はクスノキ科ニッケイ属の常緑高木。別名はクス。10月から11月にかけて、青緑色で球形の実が紫黒色に熟す(画像は熟す前の実)。鳥が食べることによって種子が散布されるが、人間の食用には適さない。

 関東以西の暖地に自生し、背が高くなる。そのため、神社によく植えられ、「ご神木」になったものもある。枝や葉に樟脳(しょうのう)の香りがある。樟脳はクスノキから得られる、無色透明の固体で、防虫剤や医薬品などに利用される。

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