香るキンモクセイ

 キンモクセイ金木犀)はモクセイ科モクセイ属の常緑樹で、モクセイ(ギンモクセイ、銀木犀)の変種で、英語ではFragrant oliveと叙述的な名前で呼ばれる。日本には雄株しかないため、挿し木で増やす。雄株と雌株を受粉させて種を得なくても、挿し木で簡単に増やすことができ、そのため日本には雄株しかない。中国から渡来し、日本の自然界には自生しない。

  オレンジの小花が放つ芳香は秋の風物詩となっており、関東以北ではギンモクセイより花がよく咲くため数多く植えられている。ジンチョウゲクチナシとともに三香木とされている。キンモクセイの芳香はギンモクセイよりも強い。キンモクセイが秋の香りと言われるのは、開花時期が9月下旬から10月中旬のためで、歩いているとどこからともなく良い匂いが流れてくる。花が終わって散ると,金色の雪が降り積もったようになる。

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