ザクロ

 子供の頃、我が家の近くの家に大きなザクロの木があり、秋口には幾つもザクロの実がついていた。何度もその実を食べたことがあるのだが、珍しいだけでなく、甘酸っぱい味とプチプチと種を出すのが面白く、私の中では特別の果物という地位を占めていた。
 ザクロ(石榴、柘榴)は、ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木とその果実のこと。開花時期は、6,7月頃。西南アジアが原産で、日本へは10~11世紀頃渡来した。原産地近くの「ザグロブ山」の名前が由来という説がある。実は食べられ、不規則に裂けている。種(タネ)が多いことから、アジアでは昔から子孫繁栄、豊穣のシンボルとなってきた。
 青みが残る画像は7月末のもの、赤く熟した画像は昨年のものである。子供の頃食べたザクロの実はもっとずっと大きかった。

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