夏のダリア

 夏になればダリア、ダリアは夏らしい花の代表格。画像のようにダリアを撮ることには少々抵抗感がある。ダリアの花自体をはっきり見ることによって、ダリアを知ろうという魂胆が見え過ぎで、ダリアに失礼な気がして、心苦しいのである。とはいえ、人はそんな風にしてダリア(そして、他のどれをも)を知ってきたのである。
 ダリアは、キク科ダリア属の多年生植物。18世紀にメキシコからスペインにもたらされて以来、長い間をかけて品種改良が行われ、多種多様な品種が生み出されてきた。日本には江戸時代にオランダ人が持ち込み、江戸時代の家々の庭先に植えられていた花で、「天竺牡丹」と呼ばれていた。そのダリアの原産地メキシコでは国花になっている。原産地メキシコには6m位の高木「皇帝ダリア」があるが、これが日本でもあちこちで見られるようになっている。
 牡丹と芍薬の花の違いがよく議論されるが、ダリアの花は牡丹、芍薬の花とも似ている。

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