脇役三種

マサキ
 マサキ(柾、正木)はニシキギニシキギ属の常緑低木。日本全国に分布するニシキギは丈夫で成長が早く、刈り込みにも強いため、かつてはよく生垣に利用された。多くの園芸品種がある。江戸時代から品種改良が進み、カラーリーフとして庭のアクセントになるようなもの(オウゴンマサキ、ギンマサキ、斑入りギンマサキ、キン(オウゴン)マサキなど)が多い。 蕾と花が画像にあるが、 6月に花をつける。マサキという名前は、冬でも葉が「真っ青な木=真青木」からきているらしい。
ヘデラ カナリエンシス バリエガータ(斑入り葉オカメヅタ)
 ヘデラ・カナリエンシスの枝変わり種である。葉の周縁から白黄色の斑が入る。画像のような大葉のアイビーはほとんど管理を必要とせず、外へ伸びた蔓を切ったり、密生したときに間引く程度で、地被、壁面緑化、生垣として重宝されている。
ニシキテイカ
 テイカカズラに似ているが、葉に白色から淡黄色の斑が入る斑入り種で、陰地に植えると明るい印象を与える。這うように広がる性質が強い。そのため、地被として使われる。葉は鈍頭の長楕円形でテイカカズラより葉巾が広く、対生する。秋からは紅葉する。
 三種とも主役にはならないが、公園や庭には不可欠の脇役である。

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マサキ

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ヘデラ カナリエンシス バリエガータ

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ニシキテイカ