花、そして次は果実

 春に咲き誇った花が一段落すると、その後は当然ながら果実ということになる。その果実があちこちでつき始めている。カリン、マルメロ、ヒメリンゴに並んで、ハマナスも赤い実をつけている。
 海に近いためか、湾岸地域にはハマナスが多い。隅田川べりのあちこちに花が咲いている。その花はお茶に、果実はローズヒップとして食用になる。カリンも白やピンクの花の後、実をつけ出している。カリンの果実はカリン酒の原料になる。果肉は渋く石細胞が多く、堅いため生食には適さない。また、カリンの果実に含まれる成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、のど飴に配合される。
 マルメロの果実は芳香と強い酸味があり、カリン同様に石細胞のため生食はできないが、カリンと同じ要領で果実酒や蜂蜜漬け、ジャムなどが作れる。ヒメリンゴは春に白い花を咲かせ、秋に赤く熟する実は食べられるが酸っぱい。画像はまだ青い実。

f:id:huukyou:20190620060520j:plain

ハマナス

f:id:huukyou:20190620060551j:plain

カリン

f:id:huukyou:20190620060613j:plain

マルメロ

f:id:huukyou:20190620060635j:plain

ヒメリンゴ