ヤグルマギク

 すっかり春めいた公園にはヤグルマギクが咲いている。ヤグルマギクは、一時ヤグルマソウと呼ばれたこともあったが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように、今ではヤグルマギクに統一されている。その青紫色の美しさから、「コーンフラワーブルー(ヤグルマギクの花の青)」と呼ばれている。
 ナポレオンがプロイセンに攻め入ったとき、ベルリンを逃れたプロイセンのルイーゼ王妃は、子供たちと一緒に麦畑に隠れた。王妃は王子たちを慰めるために、ヤグルマギクで花冠をつくった。この王子の一人が後に初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世(1797~1888)となり、ヤグルマギクの花を皇帝の紋章にきめた。そのため、ヤグルマギクはドイツの国花となった。
 ヤグルマギクはヨーロッパ原産で、明治初期~中期に渡来。春から夏にかけて色とりどりの花が咲く。鯉のぼりの柱の先につける、矢車に似ていることから「矢車菊」の名前になった。

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