ハクモクレン(白木蓮)はモクレン科モクレン属の落葉低木。モクレンは花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。ハクモクレン(白木蓮)はモクレンの仲間で白色の花をつけ、よく「モクレン」と混同される。紫木蓮も白木蓮もモクレン科モクレン属の樹木で、マグノリアとも呼ばれる。庭木としてシンボルツリーにしたり、公園などの植栽でよく使われる。
ハクモクレンにそっくりなのがコブシ(辛夷)。コブシも同じモクレン科の樹木。ハクモクレンは中国が自生地で、花びらの枚数が9枚(がくを含める)で、花の向きは上向きである。コブシは日本が自生地。花びらの枚数は6枚。
ハクモクレンもコブシもそろそろ咲き出している。以前紹介したミヤマガンショウ(モクレン科オガタマノキ属)もモクレンの仲間であり、まだ花が残っている。