マンサク

 マンサク(満作、万作)は、マンサク科マンサク属の落葉樹。「マンサク」の語源は、早春に咲くことから、「まず咲く」、「まんずさく」が東北地方で訛ったものとも言われている。 また、花がたくさんつくので、豊年満作から命名されたとも。開花時期は、1月下旬から3月末まで 。マンサクは、日本の野山に自生し、ひも状の花弁の様子が踊り子の手足のように見えることから、古くから花木として植えられ、今では公園でもよく見かける。同じマンサク属には、中国に分布する種と、北米に分布する種とがあり、どの種も早春に咲く。
 英語では、マンサク属の植物を、witch hazel(「魔女のハシバミ」)と呼ぶ。日本のマンサクならば、Japanese witch hazel。なぜ、こんな名が付いたのか。witch hazel のwitchというつづりは、昔はwychで、古い英語で「しなやかな」という意味。つまり、マンサク属のwych hazelは「ハシバミに似て、しなやかな樹木」という意味だった。実際、マンサクの樹はしなやかである。

f:id:huukyou:20190304045643j:plain

f:id:huukyou:20190304045708j:plain

f:id:huukyou:20190304045732j:plain