白いツバキ

 私には「赤いタンポポ」のような感じがするのが「白いツバキ」という謂い回し。ツバキもサザンカも赤い花が圧倒的に目につく(画像は赤いカンツバキ)。そんな中に白い花もあるのだが、その一つがゴードニア・ラシアンサス(Gordonia lasianthus)。
 たき火など見ることができなくなった昨今だが、サザンカはあちこちでうるさい程に咲き誇っている。昨日はツバキの花も咲き始めたと述べた。そんな中で、サザンカと同じ頃に咲くのがツバキ科ゴードニア属のゴードニア・ラシアンサス(画像)。北アメリカ原産の常緑高木で、ツバキに似た白花を多数咲かせる。白い美しい花を次から次へと一日交替でつける。ナツツバキ(シャラの木)に似た花を咲かせるので、別名が「ジョウリョクシャラ(常緑沙羅)」。何とも平凡でいただけない命名なのだが、確かにその通りで、近くでは外堀通り(JR有楽町駅、東京フォーラム、三菱1号館美術館辺りの歩道)に植えられている。「夏ツバキ」も「白いツバキ」に似た謂い回しだが、これは初夏に白い花を咲かせ、高いものでは樹高15mほどになるツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。

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