ハボタン

 ハボタンはアブラナ科アブラナ属の多年草で、キャベツやブロッコリーの仲間。寒くなるにつれ色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物で、今あちこちで見ることができる。名前の由来は葉を牡丹に見立てたもの。ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に食用として渡来したが、その後は観賞用として改良されてきた。品種改良が進み、江戸時代から東京で改良されてきた丸葉系、明治中期に名古屋地方で縮緬系ケールを交配して改良された縮緬(ちりめん)系から始まり、世界屈指の多様な系統がある。
 冬枯れの庭に彩りを添えてくれる数少ない貴重な素材として、かつては大株を花壇や鉢に植えつけて楽しむのが主流だったが、次第に小型化が進み、今では小さく仕立てられたものが主流になっている。

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