ツワブキ

 日本のツワブキFarfugium japonicum)という学名をもつキク科の植物。開花時期は10月中旬から11月末頃で東京は今が花の見頃である。葉は蕗(ふき)に似ていて、名前は「つや」のある葉から「つやぶき」、それが変化して「つわぶき」になった。花はキクのような黄色である。
 気になるのはフキとツワブキの違いである。フキは春の野菜だが、ツワブキは秋が旬である。冬から春にかけて、ツワブキの若葉をつみとって塩茹でにするとおいしい。葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効がある。フキノトウができるのは、フキである。「きゃらぶき」は、ツワブキで作った方が野趣あふれる味がするらしいが、私は、きゃらぶきはフキのきゃらぶきだとすっかり思い込んでいた。

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