ユリオプスデージーとギンヨウアカシア

 ユリオプスデージーの仲間は、アフリカ、アラビア半島を中心に約95種が分布するキク科ユリオプス属の低木。属の大半はアフリカ南部に分布していて、岩場などに自生しています。その中でユリオプスデージーとして園芸的に栽培されるのは、美しい花を咲かせる常緑性低木のユリオプス・ペクチナータス種です。樹高はせいぜい1m程度と低く、多年草のように扱うことが可能なため、世界の広い地域で栽培されています。日本へは1972年にアメリカ経由で渡来しました。花期は11月~5月。

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ユリオプスデージー

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ユリオプスデージー

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ユリオプスデージー

 ギンヨウアカシアは銀灰色の葉っぱと、鮮やかな黄色い花が魅力。別名はハナアカシアで、ミモザとも呼ばれます。長く突き出た枝いっぱいに花をつけ、その重みで枝垂れる姿が美しく、オーストラリアが原産。常緑高木で、1年中美しい葉っぱを付けていて、庭木や公園樹に利用されています。

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ギンヨウアカシア

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ギンヨウアカシア


 いずれの花も黄色が印象的で、花の少ない今頃はとても目立つ存在です。