カルミア

 「カルミア」はツツジカルミア属の花木全般を指す総称ですが、一般的には北アメリカやキューバを原産とするアメリシャクナゲを指し、コネチカット州の州花に指定されています。アメリシャクナゲといっても、シャクナゲの仲間ではありません。日本で一般的に育てられるようになったのは昭和30年代の終わり頃からです。
 5月頃に蕾は金平糖、花はパラソルのような形をした特徴的な花を咲かせます。花色は赤からピンク、白までいくつかの園芸品種があります。果実は小さな球形で10月頃、褐色に熟します(画像)。葉は長さ10センチほどで、枝に螺旋状につくのが特徴。麻酔性の有毒成分(グラヤノトキシン)を含み、食べると嘔吐、下痢、腹痛、神経麻痺を引き起こします。

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