オキザリス・ボーウィー(ハナカタバミ)

 原産地は南アフリカのケープ地方。日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。オキザリスカタバミの仲間で800~850種があり、世界に広く分布しています。ロゼット状のものから低木状のもの、地中に球根をもつもの、多肉植物に近いものなど、形状は様々。開花期や生育環境、性質も多様で変化に富んでいます。日本には、ミヤマカタバミOxalis griffithii)など6種が自生し、7種ほどの外来種帰化植物となっています。花は夜間や雨天には閉じていて、日中の日ざしを受けると盃状やロート状に大きく開きます。葉はクローバーのような3小葉のものが多いのですが、4小葉のもの、5裂や10数裂するものもあります。栽培されるのは主に20種ほどで、四季咲きタイプ、夏期は休眠して秋から冬に開花するタイプ、冬期に休眠して春から夏に咲くタイプがあります。

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