ランタナ・カマラ

 ランタナは世界中に150種類ほど存在しています。似たような仲間にコバノランタナがありますが、草丈が大きい場合は1mほどにもなるランタナ・カマラに対してコバノランタナは20㎝から30㎝ほどしかありません。寒さに弱いランタナ・カマラに対してコバノランタナは寒さにもそれなりに強く、乾燥にも比較的強いです。
 花色が変化しないタイプにはランタナ・カマラのオレンジやホワイトがあります。オレンジといっても見た目はほとんど赤に近いような濃さです。ランタナ・カマラの花言葉には、協力、合意、厳格、確かな計画性、心変わりなどがあります。この花言葉の「心変わり」はやはり「シチヘンゲ」の和名がついている通り、花の色が変わっていく様子からつけられたと思われます。
 ランタナの葉には薬効もあります。インドネシアのマレンゲ島では昔から葉の部分は外傷薬として使われていました。4,5枚の若葉を指で揉みつぶし、その汁を傷口にあてておくと治りが早く、化膿もしません。また、漢方でも解毒、発汗解熱作用などがあり、喘息や腹痛、健胃、リウマチなどに効果があるとされています。ランタナ精油として使うこともでき、その場合は抗カタル作用、粘液溶解作用、抗腫瘍作用、抗ウィルス作用、創傷治癒作用、通経作用などを期待できます。

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