ムラサキオモトとハツユキソウ

 「ムラサキオモト」は、葉の裏が紫色でオモトに似ていることから、命名されたようですが、ツユクサ科に属しています。ですから、オモトとは別の種類で、元来は熱帯植物。種類はオーロラ(画像)がよく出回っています。草丈が20㎝から30㎝ぐらいで日当たりを好むので、同じ日当たりを好む植物との寄せ植えにも利用できます。

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 ハツユキソウ(ユーフォルビア)は北アメリカに分布するトウダイグサ科一年草ミネソタからコロラド、テキサスなどを中心に広がっていて、草原や牧草地などに自生しています。美しい草姿からアメリカでは広く栽培され、画像は「オーロラ」という栽培種です。ハツユキソウの花期は7月~10月で、真っ直ぐに伸びた茎の頂部に、小さな花を咲かせます。花弁のように見える部分は葉が変化した総苞片と呼ばれるもので、4個が集まって杯状になっています。ハツユキソウの見どころは、花より斑入りの美しい葉です。花期になると頂部の葉の縁に、白い覆輪が入ります。「ハツユキソウ」の名前は、白く彩られた葉が、雪をかぶったように見えることに由来しています。

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 観葉植物は葉やその色合いを楽しむ植物である。葉の形状、色彩、斑などの模様・造形美を深く味わい、鑑賞するため、主に屋内に置かれてきましたが、最近は画像のように外にも広がっているようです。