夏祭り

 我が家に近い祭りと言えば富岡八幡宮の例祭、いわゆる深川八幡祭りであるが、佃島住吉神社の例祭も忘れるわけにはいかない。今年は8月3日から6日までの4日間で、3年に一度の本祭り。中央区の区民無形民俗文化財の『獅子頭』や八角形の神輿『八角神輿』の宮神輿渡御、神輿を船にのせて巡る『船渡御』が行われる。佃島の中には6本の幟(のぼり)が立てられ、龍虎の獅子頭、黒駒の獅子頭も飾られる。
 住吉神社は関東以北には少ないのに、なぜ佃島に神社があるのか。調べてみると、徳川家康が関東下降の際、摂津の佃村の漁夫33人と神主・平岡権大夫好次が江戸に移り、鉄砲洲向かいにある干潟を幕府から下賜された。これを埋め立てて島をつくり、「佃」と命名し、摂津国佃の住吉社の分霊(住吉三神)を祀るため住吉神社がつくられたとのこと。
 画像の浮世絵は幟を描いた歌川広重の「佃しま住吉乃祭」名所江戸百景。住吉神社と江戸の関係はわかったが、住吉の神と白楽天が争うという謡曲「白楽天」が気になり出した。

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