マウンテンミント

 夏にはハッカの利いた菓子というのが幼児の頃の想い出なら、ペパーミント風味のチューインガムが小学生の頃の記憶である。今は「ハッカ」という語すら滅多に聞かない。世界の三大ミントは、和種のハッカ、ペパーミント、それにスペアミントだという。ミントはハーブの中でも育てやすく、スムーズに育ってどんどん使える。よく育つだけでなく、交配もしやすく、種類がとても豊富で、その数は何と数千種。
 ところで、変わり種のミントにマウンテンミントがある。アメリカの東部から中南部の乾燥地に分布し、高さは50~100センチになる。葉は卵形で粗い鋸歯があり、全草にミントの香りがあり、夏から初秋にかけて、密集した花序に花が咲く。花の近くの苞葉が白くなる。
 画像は花の咲いたマウンテンミントとペパーミント。人は食べる、観るだけでなく、香りや匂いも味わい、その上薬や建材として、何から何まで植物を貪欲に使い尽くすのか。

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