ハンゲショウ(カタシログサ)

 半夏生(はんげしょう)は雑節の一つで、半夏という薬草が生える頃、あるいは、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。様々な地方名があり、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっていて、7月2日頃にあたる。この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多い。
 ハンゲショウは半化粧とも書かれ、片白草(かたしろぐさ)とも言われる。上の方の葉っぱが、ペンキをべったり塗ったように白くなる。花期に葉が白くなるのは、虫媒花であるために虫を誘う必要からこのように進化したと言われている。

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