カタバミ(酢漿草、片喰)

 

 カタバミは地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろしている。葉はハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形で、クローバーとよく間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く白い線があり、全く異なる植物。日本各地で「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」などと呼ばれ、180種以上が挙げられる。画像のように葉が赤っぽくなっているのもある。アカカタバミと呼ばれることもあるが、れっきとしたカタバミ。皮膚の色や髪の毛の色がちがっていても、ヒトに違いがないのと同じである。だが、面白い名前のオッタチカタバミの茎は花の咲く前に地表(または地中)をはう茎から高く伸び上がり、一か所から2本ほど,長い柄をつけた葉を出し、カタバミとはちがった葉のつけ方をする。カタバミとオッタチカタバミの違いはヒトとサルの違いのようなもの。

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