チガヤ

 チガヤはイネ科の植物。地下茎が横に這い、あちこちから少数の葉をまとめて出す。葉には細くて硬い葉柄があって、その先はやや幅広くなる。葉はほとんど真っすぐに立ち上がり、高さは30-50cm程になる。葉は冬に枯れるが、東京では残る場合が多い。初夏に穂を出す。穂は細長い円柱形で、葉よりも高く伸び上がり、ほぼまっすぐに立つ。分枝はなく、真っ白の綿毛に包まれていて、よく目立つ。今年は既に画像のように穂が出て、空き地を占領している。
 日向の草地にごく普通に見られ、道端や畑にも出現する。大変生命力の強い、しつこい雑草で、「世界最強の雑草」という称号まである。

f:id:huukyou:20180514044440j:plain

f:id:huukyou:20180514044500j:plain