トリトマ

 とても目立つ風貌ですから、一度見ると忘れない植物の一つです。これが台場から有明にかけて相当数目につきます。南アフリカのケープ半島東部からナマクワランドが原産地のススキノキ科の多年草で、外観は違っても遺伝子レベルではキスゲなどのワスレグサ属に近縁らしいです。花穂の姿からシャグマユリ(赤熊百合)という古風な和名がありますが、今はトリトマと呼ぶ方が通りがよいようです。18世紀初頭にヨーロッパに入り、いまでは世界中で栽培され、オーストラリアなどでは野生化しているそうです。

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