エゴノキ

 今年の春は一目散に過ぎていくようだが、それでも白い花を随分と楽しんだ。見忘れていたのがエゴノキの白い花。曇った空のもとでも白が栄える。エゴノキは日本全土に分布する落葉樹で、5月から6月にかけて小枝の先に短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつけるのだが、既に満開。樹形が野趣に富むことから、庭の雑木としてよく利用される。古くから親しまれてきた万葉植物の一つで、和名の由来は、果皮が有毒でえぐみがあるかららしい。

f:id:huukyou:20180424052042j:plain

f:id:huukyou:20180424052059j:plain