カルーナ・ブルガリス

 ヒース(Heath)は、イギリス北部、アイルランドなどにある荒れ地のこと。スコットランドではエリカやエニシダの群生する乾燥した荒れ地をヒースランドと呼ぶが、カルーナ・ブルガリスもそんな場所に多く生える。当然ながら、エリカやカルーナは耐寒性が非常に強いのだが、高木の育たないような悪環境でも気丈に育つ(画像はいずれもこの冬の東京の公園のカルーナ・ブルガリスとエリカ)。ヒースと聞くと、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』のヒースクリフが思い浮かび、西田佐知子の「エリカの花散るとき」が聞こえてくるのだが、果たして、わが青春はヒースだったのか。

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(カルーナ・ブルガリス)

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(エリカ)